【開催レポート】「渋谷 VS 書」 延べ250名が来場し盛況のうちに閉幕。

書の新しい可能性を渋谷から発信。


「渋谷 VS 書」 延べ250名が来場し盛況のうちに閉幕。

2025年11月6日(木)〜9日(日)、渋谷・OPENBASE SHIBUYAにて開催された
「渋谷 VS 書」が、盛況のうちに終了しました。

本イベントは、みなさんの持つ「渋谷文化」や価値観に問いかけ、「渋谷文化の新しいビジョン」を書を通じて創造することを試みた企画です。

会期中は延べ250名が来場。
 作品展示販売、イベント限定風呂敷販売、ライブパフォーマンス、アーティストトークなど、アートと日常、伝統と現代の交差点として注目を集めました。

■ テーマ「渋谷 VS 書」がもたらした新たな視点

思想も思惑も、夢も現実も、今も未来も、昔も過去も、人種も国も、“違う”人々や文化が、そこには存在していました。

「多様性が異次元の密度で集中する渋谷。」

書とは何か、アートとしての書とは。何を感じるのか、何を目指すのか。

恐れる中でも、この場所での“多様性との接点”が、今後の書の可能性を広げることに繋がっていくはず。そう信じさせられる、4日間になりました。書の持つ力を、信じて、その価値を、高めていけるか。今回の出会い、気付き、感情そのものが、新たな視点だと認識しながら、引き続き、私たちの挑戦と旅路は続いていきます。

 

■ 多彩な展示と体験プログラム

出展した14名の作家による作品展示販売のほか、イベント限定風呂敷の販売やライブパフォーマンス、アーティストトークなどを実施。
来場者が実際に筆をとる体験型ワークショップも実施。
“見る・買う・体験する”プログラムにより、伝統と日常が共存した空間となりました。

■ 来場者アンケート

「書がこんなに自由で表情豊かなものだと初めて知った」
「渋谷で“書”を体験できること自体が新鮮で、アートとして楽しめた」
「展示空間の構成が印象的で、作家の個性が際立っていた」
「もっと長く滞在したくなる心地よさがあった」


来場者アンケートでは、約7割が「書に対する印象が変わった」と回答。
「渋谷で書を見る日が来るとは」「書がアートとして成立している」といった声が多く、書道の新しい入り口として高い評価を得ました。

また、来場者の多くが20〜40代で、書道経験のない層の来場が目立ち、文化発信イベントとしての新規層開拓にもつながる結果となりました。

■ 今後の展開

書/ART Online Shop【御】では、今後も「書×カルチャー」を軸に、 多様な文化との協働を通して多くの方が書と出会い、触れる機会を創出していく予定です。
また、あまり話す機会がない書家とのコミュニケーションの場を作り、彼らの魅了を肌で感じていただき、多くの方と共に作家を応援するチーム、スキーム作りを目指します。

関連記事:「渋谷文化」の新しいビジョンを定義する「書」のアートイベント

 

書/ART online shop「御 (ON)」:https://on-shodo.com

前の記事 columnに戻る