Aoi Shunkei

978年 東京都出身。書道家葵香嵐を母に持つ。幼少より習字をはじめ大東文化大学入学。書道部に所属。以後本格的に書に取り組み、在学中より杉山聴雨に師事する。 東日本大震災直後、突き動かされるように日本有数の硯の生産地であり、被害の著しい石巻の雄勝硯や日本酒蔵元の「あたごのまつ」への支援を兼ねた個展を行う。震災のみならず、生まれてきたわが子が全盲であることもあり、視覚障害者のスポーツ普及などに対しても、書道を通じた支援を行なう。
ニッカウィスキー「竹鶴」の創始者、竹鶴政孝氏の生家、広島の竹鶴酒造の日本酒「竹鶴」のラベルを揮毫。
渋谷東急セルリアンタワーにて行われた能と日本酒のイベント「饗宴」の題字を揮毫。
2014年公開映画「蜩ノ記」において映画内の重要な小道具となる書道作品の提供、並びに俳優岡田准一の手元出演及び実技指導を行う。
東京吉祥寺にある書道教室cacotto(カコット)で主任講師を務める。
2024年10月より、LOTUS書道studio を主宰
学生時代より、現代アートシーンに強い関心を持ち、金銭を伴う作品の流通に拘り、2011年の東日本大震災直後より、現代アートにおけるマネージメント手法を駆使した個展をこれまでに14回開催し、全て成功させている。
- 【御を見てくださる方へメッセージ】
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日本の芸術、文化、政治、経済の根底に横たわる、敗戦国のネガティブマインドと言う霧を、本来の成熟された日本の姿のまま、1回性の線に乗せて表現を試みています。作品のコンセプトは「清廉」が中心になるかと思いますが、これは全盲の息子の目の色と、蓮池の蓮の葉に感覚の一致があり、蓮をモチーフとしつつ、琳派のイズムや、表装の伝統美等でコンセプトとの重曹化を試み、書の長い歴史から大いに先人の美意識を学びつつ、現代を表出化し、最後に感じる「清廉」さが、日々、未来への希望になることを願って作品制作をしています。
【受賞歴】
アカデミー賞映画「蜩ノ記」における、作品提供及び俳優岡田准一氏への技術指導
【好きな映画】
「蜩ノ記」
【好きな本】
「菜根譚」