Hakuhyou Uemura

1978年 大阪府生まれ
墨の薫りとともにあった原風景――
書道師範であった祖母が筆を走らせる姿。
その傍らで育ち、「言葉が線となり、線が言葉となる」書の世界に自然と魅せられていった。
そこに滲む感情、宿る魂。
書とは、ただの文字表現ではなく、内面そのものの顕れなのではないか――
そんな想いが、表現の原点となる。
高校時代、「書く」ことで何かを伝える歓びに目覚め、以来独学で“自分の書”を探求し続ける。
2020年、世界が静寂に包まれた春。
改めて「書とは何か」を問い直し、原点に立ち返る決意をする。
かねてより私淑していた書家・小書齋氏に師事
伝統と革新の狭間にある“現代の書”と真正面から向き合いはじめる。
白ト黒ノ繪
静寂でありながらも、その内には激しさを秘める――
書は、今もなお進化と深化を続ける、現代表現の最先端にあると信じている。
-Biography-
【受賞歴】
2025 2025・tennZERO展 入選
第六回全日本芸術公募展佳作賞
2024 第22回 日本デザイン書道大賞 大賞受賞
(iiiZØ公演「HOMEostasis Transistasis」の題字作品にて)
【活動歴】
2025 瑞宝軒の新商品「龍乃掌」のロゴを揮毫
BAKUNICUM GALLERYにて取り扱い開始
2024 京町堀chignittaにて個展「馥郁-ふくいくたる-」を開催
パルテノン多摩ダンスコレクション2024 iiiZØ公演
「HOMEostasis Transistasis」の題字、書画を担当
2022 京町堀chignittaにて個展「客人-まろうど-」
2021 江戸末期より続く伊勢国亀山の老舗「瑞宝軒」の新商品「龍乃髭」のロゴを揮毫